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きょうは放哉忌(4/7)のつづき
放哉忌という文字をぼやーっとながめていると、なんだか放屁に見えて来るのだなぁ。 底に寂寞とした孤独を抱えつつ、抜けるような青空の下、高らかに屁をひりて歩む。青草を踏みしめながら。 いや、そっちだと、山頭火のほうのイメージだろうかなぁ。 放哉ならば、鄙の庵の破れ障子の向こうから、ひそやかに屁の音が。 といったかんじだろうか。 「屁をしても一人」 ....とアホな夢想。 放哉の寞々とした寂しさは、寂寞そのものなのか、一種の諧謔なのだろうか? 自虐芸とでもいったような。 友人がブログで、 山頭火には「動」を感じる。 苦しみの中にある、 強さ。 放哉は比べるならば「静」か。 否、 それだけではない。 無頼を装う繊細。 苦しみの中にある、 淋しみ。 と書いていた。 放哉忌 - 俳句写真~ネオダダへの模索【火群】 ふむ。なんかわかるなぁ。 生涯を漂泊の旅に生き、「私にあつては、行くことが修することであり、歩くことが行ずることに外ならないからである」と書き遺した山頭火。 『山行水行』 山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆふべもよろし また山頭火は「放哉居士の作に和して」として、次の句を遺している。 鴉啼いてわたしも一人 そして、 分け入つても分け入つても青い山 うしろすがたのしぐれてゆくか まつすぐな道でさみしい とまあ、このあたりは代表句だが、草花虫を何気なく詠んだような句も好きだ。朝、庭の畑に出てひと仕事して戻って眺むる山頭火の句。味わい深し。 ぬいてもぬいても草の執着をぬく すずめをどるやたんぽぽちるや てふてふうらからおもてへひらひら やつぱり一人がよろしい雑草 こころすなほに御飯がふいた おっと、そろそろ昼餉の御飯を炊かなければ。 破滅型という生き方があるが、それは麻薬のようなもので、捕まってしまったが最後、ひりひりするような一種の快感から逃れられなくなるのではないか。 放哉、山頭火、放浪、漂泊、破滅....。 凡夫は、こうしてひとさまの破滅ぶりを眺め、憧憬をこめて疑似体験するのみなのである。いや、本人たちには「破滅」でもなんでもなかったのかもしれないけれど。 文中の山頭火の詩句は、こちらから引用した 『草木塔』種田山頭火 - 青空文庫 ところで、 昨今だと「山頭火、ラーメンチェーンの?」てなもんだろうか。 歴史上の人物名を商標登録するのって自由なん?と思い調べてみた。最近、審査基準が改正されたみたいね。 歴史上の人物名(周知・著名な故人の人物名)からなる商標登録出願の取扱い作成に伴う商標審査便覧の改正について - 特許庁
by hyakuishou
| 2010-04-09 11:26
| つれづれ
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