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今朝読んだ新聞に、
連邦裁判所パラ支部が、ベロモンチ水力発電所建設にかかる環境アセスメント承認の取り消しを環境省およびIBAMAに命じた (*IBAMAイバマは環境省の下部組織。環境アセスの承認業務はIBAMAの管轄) との報道が出ていました。 動きをめぐる一連の記事などを参考に報告します。 4月20日に予定されている工事入札を目前にして、それをひっくり返す司法判断が出ました。 法の規定によれば、工事入札の公示1ヶ月以上前に環境アセスの承認が出ていなければなりません。つまり、4月20日の入札実施は不可能ということになります。 ブラジル憲法176条には「先住民居住地域における開発行為には先住民の同意が必要」などの厳しい規定がありますが、環境アセス報告書にはそれをめぐる真っ当な記載がない、というのが、この司法判断の理由です。このことは、発電所建設計画見直しを訴えて来た研究者グループやNGOたち、そして先住民たちが指摘し続けてきたことでもあります。 この司法命令に従わない場合は、この環境アセス報告書をIBAMAに提出したAgência Nacional de Energia Elétrica (Aneel) (国家電力庁)と、報告書を承認した環境省/IBAMAに対して、環境への犯罪行為者としてそれぞれ100万レアル(約5400万円)の罰金を科す、と判事。 また判事は、これら政府組織だけでなく、BNDES(経済社会開発国立銀行 *建設工事予算の7割を融資予定)や建設工事入札に参加予定の企業体も名指しにして、「環境犯罪への加担行為になるという認識を持つように」と、注意を喚起しました。 14日の裁定は、Ministério Público Federal(MPF)パラ州支部のpromotorが先週行った提訴に対するものです。ベロモンチ差し止めに関しては、先住民グループもまた別の提訴を連邦裁判所に行っており、それに対する裁定も近々出るとのこと。 *MPF:三権から完全に独立した組織であり、 憲法が保障する権利(人権や環境権など)の侵害に対する市民からの訴えを受理・審理する。 promotor(「審理官」とでも訳せるだろうか)は、ひとりひとりが独立した存在で誰からの影響も受けずに、市民からの訴えを受理・審理して、それを連邦裁判所に提訴することができる。 さっそく国側は「差し止めの取り消し」を求める反訴を行いました。 つづき ●【速報2】キャメロン監督、アマゾン巨大水力発電所反対キャンペーンを展開
by hyakuishou
| 2010-04-15 11:51
| アマゾン/先住民
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