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毎年この時期になるとソワソワしてしまう。
——11月6日は日本海のズワイガニ解禁日。 ちょうどその日、虫フェスに行く前に仕事で参加したセミナーの講師が石川からやってきた人で、「そういえば今日はカニの解禁日ですよね〜」なーんて話をしていたのだった。 そして先週末。実家の母から電話が。 「明日、近江町市場行くしぃ、カニ送るケ?」 そんなわけで、 ・ ・ ・ 立派なズワイが1杯と香箱が2杯。 石川県ではズワイガニの雄をズワイ、雌を香箱(こうばこ)て呼ぶげんて。 ズワイガニのメスなんて、地元以外ではあまり出回ることはないのでは。これがまた、おいしいのだなぁ。懐かしいふるさとの冬の味。 どんなんしてさばくか、まあ見てみまっし。 これが甘くてムッチリしてて、もうなんとも言えんおいしさなんやて。 甲羅の中に残ったミソとか内子とかも、ほじくって、あますところなくすべて回収。甲羅はお皿として使うので、きれいに掃除して洗っておいてね。 こちらは成熟した卵。プチプチした食感。味は、あまり感じない。 脚はタテ半分に割ったりして、身を取り出しやすいように適当に。 やっぱりカニは香箱に限るっちゃ。 まあ、いちど冬の北陸に出かけて食べてみまっし。 ズワイガニの漁期 [オス] 11月6日〜3月20日 [メス] 11月6日 ~ 1月10日 ズワイガニの呼び名 [石川県] オス:ズワイ、メス:香箱(こうばこ) [福井県] オス:越前ガニ、メス:セイコ [京都] オス:松葉ガニ、メス:セイコ [山陰] オス:松葉ガニ、メス:オヤ 香箱だなんて、石川の呼び方は、なんとも風雅な響きではないですか。 猫好きの人にはまた別の感慨があるやもしれぬ...。 ●金沢市民の台所 近江町市場 こういうものは、「ああ今年もこの季節が!」とカンゲキして味わうに限る。 カニは、「食べたい時にどこででも食べたいだけ食べ放題」なんていう食べ方はしてはいけない食べ物だと思うんよ。 日本海沿岸のカニはすっかり資源が減って、いまでは超高級品。子どもの頃はこの季節になると、近江町市場のあちこちの店先で大鍋が湯気立てて、茹でたてのカニを山ほど売っていた。香箱はちょっとしたおかず用というかんじで、1杯数百円じゃなかったかなあ。いまではその10倍。オスのズワイとなると1杯1万、2万はざらだ。1年中出回っているロシア産のカニも、こんな消費の仕方ではそのうち枯渇するんじゃないか? ....と言いつつ、卵を持ったメスを堪能してたら世話ないけど。 (1年に1度だけのぜいたく、許してくれ) 写真:さとみ
by hyakuishou
| 2010-11-15 00:20
| つれづれ
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