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慣れない大きな音や姿がある状況でも冷静でいられるようにと、ヘジさん、訓練の一環として工事の近くにロープをゆわえてみた。ロープはけっこう長いので嫌ならば遠くに居ることもできたはずだけれど、ササが大いに気に入ったタックは食欲のほうが勝ったようだ。工事の人たちもタックの姿になごんでくれたかしら。 というわけで、おととい(7月12日)、ここ"ヒミツの山"でとうとう工事の第一歩が始まった。重機やダンプが入れるように、ひとまず進入路の土の上に砕石を敷いたのがこの日の作業。夕方、「ついでにやってやるよー」と、何年も前から真ん中に放置されたままだったU字溝を隅のほうにそっくり移動してくれた。これ、重くて自分たちではどうにもならなかったから、ありがたい。 はじめてこの地に少しだけ足を踏み入れてみたのは、この年の春はじめだった(2008年3月9日)。じきに芽吹きの季節がやってきて、二度と中に入れなくなってしまった。再び足を踏み入れたのは、年末のこの日。 入り口付近の竹やぶをなんとか通り抜けると、目の前に、林立するススキの巨大な株や、トゲだらけの枝を伸ばす何本ものノバラの木や、それらすべてに絡み付き覆いかぶさるクズやカナムグラなどの蔓性植物やらが、すさまじい薮を形成していた。まさにこれが"薮こぎ"か!と悲鳴を上げながら、ぐいぐいと中に分け入って行った。 あまりに薮が深いので、竹やぶの向こうはすぐに山だと長らく思い込んでいた。地主さんすらも長年の間、中に一歩も入ることすらできずに放置されていた場所。それが冬枯れの季節となり、薮は少しだけ中に立ち入ることを許してくれて... そうしてコツコツと薮を払い、丸2年かけてきれいにした。といっても、薮の繁茂は常に現在進行形なので、刈っても刈ってもまた生えてくるのだけれど。 そしてこの夏、いよいよここで私たちの住まいの建設が始まる。 (タックの住まいに先を越されてしまった!) なぜこの場所に? ——その話はまたあらためて。 これまでこの場所を"ヒミツの山"と呼んできたけれど、そろそろ名前を付けなくてはなあ。 (写真:さとみ/1枚目のみ ヘジ)
by hyakuishou
| 2011-07-14 23:00
| 里山と棚田と馬と
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