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初冬のうちにオウガ(耕耘機に鋤をつけたもの)をかけて土を深めに起こしておいた田んぼ。冬が過ぎ、春が来て、桜の開花とともに、きょうからいよいよ田んぼ仕事、本番!
畔切り用のスコップがあると便利なのだ。みっちりした粘土にもスルっと入っていく。道具は少々高くても、いいものを買っておいた方がやっぱり吉ですね。ホームセンターなんかの安物だとヘナヘナで、すぐにだめになってしまう。 こういう、モグラとかオケラとかネズミとかの穴を、一個一個つぶして突き固めておかないといけない。放置すれば水漏れだけでなく、大雨の時に水が抜ける勢いで大穴が一気に開いたり、くろが崩れてしまったりする危険が高まるわけだ。 基盤整備のすんだ四角い大きな田んぼで、しかもくろがコンクリートだったりするところなどを見ると、「ラクだよなー」と思う。それに平地の田んぼなら、水漏れの心配もなくていい。棚田は、こうしてよっぽど水留めをしっかりしなくては、重力に引っ張られて水がどんどん抜けていく。しかも水は天水頼り・・・。大型乗用トラクターなら専用アタッチメントで畔切りもあっという間にできるけれど、こちらは体力勝負です。 働いていたら、田んぼの地主のツノダさんに、下のほうから大きな声はりあげて「なんだぁー、今年は早いなー。こりゃ雪が降るヨー」と、からかわれた。「もー、やめてくださいヨー。がんばってるんだからー」。わざと怒ったように遊んで言い返すと、「ミサイル落ちてくるっぺよぉー」と憎まれ口ききながらも、顔はすこぶるうれしそう。 このあたりのお年寄りはみんな、先祖代々の田んぼを自分の代で荒らしてしまうのが、つらくて忍びないのだ。まかせてくださいって! ・・・と、去年はさぼりまくりだった私も、今年はまじめにいそしむ所存なり。15年近く耕作放棄されて、2メートル以上のヨシとセイタカアワダチソウに覆われていた田んぼを修復・復興させて3年目の春。今年も、おいしいお米ができますように。 (写真・さとみ)
by hyakuishou
| 2009-04-06 00:28
| 野良しごと/山しごと
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