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昨日、夜行列車・急行『能登』と特急『北陸』のラストランの日。
●『北陸』『能登』 ありがとう ラストラン 金沢駅出発 - 中日新聞 学生時代、当時東京に住んでいた姉を訪ねて急行『能登』で旅をした。自由席、対面4人掛けの“直角椅子”。ひとりで東京へ行くのははじめてのことで、腰の痛さと緊張とで、ほとんど眠れなかったことを思い出す。 揺られながら夜を明かし、空が明るくなって、窓の外に「赤羽」の文字を見た。線路わきのコンクリートの壁に「おつかれさま。もうすぐ上野駅です」という看板がかかっていたように思うのだが、それはわたしの偽記憶かもしれない。その“赤羽”が都内なのかすらも知らぬまま、ああもうすぐ東京だ、と緊張が高まるのだった。上野駅のホームは薄暗く、「終着駅」の名前がよく似合っていた。 時間をどうつぶしたのかは憶えていないけれど、たしかそのあと都心の当時の姉の勤め先まで向かったのだった。「まずは山手線に乗れ」の指示を頭の中で復唱しながら階段を上ってホームに着いたとたん、緑色の電車が走り去るのを見た。 どうしよう、行ってしもた! あせって姉の会社に電話した。 「山手線に乗れんかった!」 しばらく無言ののちに、姉いわく。 「2、3分もすれば、次のが来るわ」 ・・・・・ ええええー なんだってえー! 公衆電話口でおろおろしているうちに、姉の言葉どおり、ふたたび緑色のがホームにすべりこんできた。 東京はすごいなーと思った瞬間であった。 作り話じゃないってば。 金沢では電車じゃなくて「汽車」と呼んで、それは遠くへ旅をするときにだけ使うものだったのですよねぇ。市内の移動は路線バスですから。市外へ出るのは、旅行に出かけるときだけでしたから。 卒業後わたしは“夢の”東京で就職して転職して退職してフリーランスになって途中ブラジルでうろうろした時期もはさみながら長らく住まったのちに、いまは「東京脱出だ!」とか言って房総で暮らしている。人生、どうなるかわからんもんやね。 ここ(私を縛るものとしての“ふるさと”)を出ればナニカがある、と信じていたころの若い心は忘れずにいたいと思う。 ●関連してないでもない記事> 廃校の教室で語り合う未来
by hyakuishou
| 2010-03-13 11:03
| つれづれ
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