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Canjiquinha da Angela - アンジェラのカンジキーニャ
ブラジルへ出発する前に、アンジェラにこんなメールを送りつけておいたのだ。 「今回ブラジルにはカンジキーニャ食べるためだけに行くんだからねっ!」 帰国まぎわにカンジキーニャ大会、実現。 「あのときの写真、まだぁ? ブログ見てみたけど、出てないじゃない」 と、本人から督促が来てしまった。 すっかり遅くなってしまってディスクゥピ(ごめん)でした。 豚スペアリブ(骨付きあばら肉)も炒める。 トマト、イタリアンパセリを加える。 アンジェラのふたりの娘、娘たちのそれぞれのパートナーと子ども、共通の友人たちも一緒に、総勢11人のカンジキーニャ・パーティ。 スペアリブから出た滋味深いスープが、もっちりした挽き割りトウモロコシにしみて、それはそれはおいしい。 カンジキーニャはブラジル南東部、ミナス・ジェライス州の郷土料理。一般にはあまり知られていない料理である。もともとは内陸部のセハード(=サバンナ地帯)に暮らす先住民族の伝統料理で、アンジェラは若い頃にクレナック族の女性から直々に作り方を教わったそうだ。 マラクジャー(=パッションフルーツ ※南米原産)を手に。後ろはアンジェラの長女マイーラ。 アンジェラは長年インヂオ(=ブラジル先住民)の人たちと共に、インヂオの文化保護・生活支援の活動をしている人。10年来の良き友。 ○参考:カラジャ族来日公演2008・記事一覧> こちら ブラジルのパッションフルーツは大きくて皮が黄色くて、とっても酸っぱい。この酸味が、菓子やジュースを作るのにピッタリなのだ。 (沖縄や奄美で栽培されているパッションフルーツは、小さくて紫色で甘くて、そのままデザートとして食べる用だけど) ※パッションフルーツの種の取り除き方: 中身を出して少量の水を加えてミキサーに軽くかける。 ガッ(スイッチ切る)、ガッ(スイッチ切る)、、、とコマメに何度もやると果肉と種がうまく分離する。これをザルで漉して種だけ取り除く。 ゼラチンが固まれば、ふわっと柔らか滑らかなムースのできあがり。 ※ポルトガル語ではなくて、トゥピ語(先住民族の言語のひとつ) キレーラは、サンパウロあたりの普通のスーパーでは、まず売っていない。アンジェラの買い出しに付いて行って、彼女の行きつけの店で私も1キロ購入した。 穀物類や香辛料類を量り売りしている小さな店だったけれど、あれれ?キレーラはヒマワリの種などと並んで販売していた。....って、鳥のえさコーナーやないですか!! アンジェラいわく、「人間用には売ってないんだもん」。 前に阿蘇地方に取材に出かけたとき「キビめし」というものを食べた。コメに粗挽きのトウモロコシ(トウキビ/キビ)を混ぜて炊き込んだもの。季節は秋で、農家の軒先にはトウモロコシがたくさんぶら下がって干してあった。白川水源近くの直売所でキビめし用のトウモロコシ粉を買って帰ったのがまだ少し残っているのだが、比べてみるとキレーラのほうが若干粗いようだ。キレーラがなくなったら、キビめしの素を取り寄せることにしよう。 ....あ、自分で植えればいいのか。 スイートコーンではなくて、甘み少なめの品種の方がよいのだろうな。 写真:さとみ
by hyakuishou
| 2010-06-18 00:16
| ブラジル
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